こんな問題、抱えていませんか?
✅タクシードライバーへの転職を考えているけど、仕事内容がよくわからない。。
✅なんとなくイメージはできるけど、詳細まで理解しておきたい。。
✅仕事内容をしっかり理解して、面接での説得力をつけたい。。
この記事を読むとわかる事!
✅タクシードライバーの仕事内容が隅々までわかる!
✅仕事内容をしっかり理解する事で、面接での説得力が増す!
✅ミスマッチを事前に防げる!
わたくし編集長も元ニートのタクドラ!
✅編集長は、もちろんタクシードライバー!
✅月収60万円以上稼ぐ実力者!(副業込みだと年収1,000万)
✅もともとは、20代で白髪が生え、歩くだけで涙が出る、重度のうつ病。。
「タクシードライバーの仕事内容」を理解しよう!
転職や就職の際、その会社についてよく調べますよね。
募集要項や会社のホームページで、表面上の事は大体わかりますが、
「当然のように労働基準法を破ってる」とか、「パワハラ上等な会社だった」なんていう、入ってみないとわからない事が沢山ありますよね。
特に仕事内容については、「話が違う!」という事が起こりがちです。
なので、転職する際、仕事内容くらいは正しく把握しておきたいものです。
幸い、わたしがゴリ推ししているタクシードライバーという仕事は、どの会社に就職しても、仕事内容はほとんど変わりません。
なので今回は、「タクシードライバーの一日」と題しまして、タクシードライバーの仕事内容を隅から隅まで説明します。
ざっくりとイメージできれば、就職活動にも良い影響がでてくるでしょう。
まずは、「1ヶ月の働き方」を理解!
一日の動きの前に、1ヶ月のスケジュールを確認しましょう。
ご存じの通り、タクシードライバーの働き方で一般的なのは、
「隔日勤務」という、1度に2日分働いて翌日は休みという働き方です。
一か月のスケジュールにすると、こんな感じ!
他にもこんな感じで、2連チャンで働いて、その後2日連続公休なんてパターンも!
なお、隔日勤務だけでなく、
普通のサラリーマンと同じような「日勤」、
夕方から朝までの「夜勤」もありますので、ご自身に合った働き方を選べます!
隔勤でも、日勤でも、夜勤でも、勤務時間はさまざま
「隔日勤務か、日勤か、夜勤か」
働き方を選べる、というのは非常に魅力的ですが、それだけではありません。
どの働き方にしろ、
例えば、「7:00〜9:00の間に出社すればおっけい」という感じで、
出社する時間が明確に決まっていないのも、タクシードライバーの特徴です。
そのうえ、「朝出庫して夕方帰ってくる」日勤もあれば、「昼過ぎに出庫して夜に帰ってくる」日勤、なんていうのもあります。
こんな感じで、
一回の労働時間や、出社時刻の選択肢が多いので、朝弱い人や、毎日働きたくない人など、全ての人が働きやすい環境を作れるのも、タクシードライバーの魅力です!
一日の流れ
勤務形態の多様性がわかったところで、実際のタクシードライバーの一日を見てみましょう!
ちなみに、隔勤も日勤も夜勤もやる事は、ほとんど変わりません。
起床&支度
起床は誰でもしますが、タクシードライバー特有な点はこちらです。
- 制服を着る
各社、自社で用意している制服が支給されるので、スーツではなく制服を着用します。ちなみに、家で着ていかなくても、会社に着いてから着ることもできます。 - 靴はラクなモノ
タクシードライバーの基本の仕事は「運転」です。なので、比較的、ラクな靴を履く事が許されます。 - 人によってはモノが多いかも
普通のサラリーマンよりは持ち物が多いかもしれません。
わたしの場合は、仕事をしやすくするために色んなモノをリュックに入れて出社していました。ただ、毎回同じ車両を使う人は、トランクに入れておく事ができ、持ち物少なく出社できるパターンもあるでしょう。
わたし個人の持ち物は、こんな感じ
- ハンドルカバー
- ナビ用タブレット
- タブレットを固定するグッズ
- 腰サポート用クッション
- おつりの小銭入れ(テイッシュ箱くらいのサイズ)
出勤
他のサラリーマンに比べ、出勤がラクなのがタクシードライバーの良いところ。
深夜までの勤務が基本なので、会社近くに社宅を用意してくれます。
なので、電車以外の、徒歩・自転車・原チャ・自家用車・バスで出勤しましょう!
出社
会社に着いたら、やる事はこんな感じ!
- アルコールチェック
まずはアルコールチェックの機械に息を吹き込んで、アルコールチェックをします。
アルコールが検出されれば勤務が出来ないので、その日は帰らされるでしょう。 - 車両点検の紙をもらう
事務員さんから、車両点検の紙を貰います。
営業前の車両点検は、法律で義務付けられているので、やらない会社は無いハズです。 - 使う車両を確認する
沢山のドライバーと沢山の車両があるので、事務員さんは「今日は、田中さんは205号車で、佐藤さんは117号車で、、」という調整をしなければいけません。
なので、自分がその日使う車両を確認します。
ちなみに、わたしがいた会社では、受付の人がくれる車両点検の紙に、◯号車と記載がありました。
出庫準備
- 車が置いてある場所に行く
その日自分が使う車両を探します。
事業所ごとに、タクシーが数十、数百台単位であるので、それなりに敷地が広いです。
普通、「◯号車は、ここにあります」という指示があったり、紙に書いてあったりするので、記載されている場所に行けば見つかるでしょう。 - その日使う車両をチェック
車両を見つけたら、異常が無いか、オイル類が充分に足りているかなど、車両点検の項目をもとに車をチェックします。 - 車両点検の紙に記入
問題ない、もしくは対応が完了すれば、その旨を用紙に記入します。
「エンジンオイルは足りているか?」とか、「タイヤの空気圧は大丈夫そ?」とか、そのようなチェック項目にチェックして、紙を記入します。
- 自前グッズのセッティング
各々、必要なモノをセッティングします。例えば、自前のナビ、ハンドルカバー、現金払いのお釣りの小銭ケース、などなど。なくてもなんとかなるし、人それぞれ必要なモノは違うでしょうが、快適に仕事できるグッズを探してみましょう。 - 整備担当にハンコを貰う
これも法律で決まっているんだと思いますが、ドライバーがチェックを済ませたら、整備担当と朝礼をする営業所長みたいな人のハンコが必要になります。ただ、(ほんとはルール的にダメだと思いますが、)私がいた会社は、整備担当と所長はハンコを押すだけで、車両のチェックはしていませんでした。そんな会社がほとんどかも?
朝礼
会社や時間帯にもよりますが、朝礼をします。
わたしの会社は、平日の朝7:00〜9:30だけ朝礼がありました。
そして、土日祝や昼出勤、夜出勤の場合、朝礼的なものは無くて、その人たちは事務作業だけ済ませる、という感じでした。
- 車両点検の紙を提出
車両点検の紙を提出して、ハンコを貰います。 - メモリーカードと運転者証を貰う
営業に必要な、メモリーカードと運転者証を受け取ります。
メモリーカードは、何時にどこを走って、どこでお客さんをお迎えして、売上がいくらかなどの情報を記録する記憶媒体です。
運転者証は助手席の目の前にある、ドライバーの顔写真やらが載っているものです。これをセットしないと、違反行為になるそうです。
出庫
上記の事務作業&準備が終わったら、いよいよ出発前最後のタスクです。
- メモリーカードと運転者証をセッティング
朝礼で受け取ったメモリーカードと運転者証を車両にセッティングします。 - 必要であれば、感熱紙をセット
タクシーでも、レシート貰いますよね。その紙が足りなくなったら結構マズいので、常に2、3個持って出庫しましょう。タダでくれるので、どこにあるか、聞いておきましょう。
- ガソリンスタンドで給油(会社によっては終業時)
会社によっては、朝の出庫時にガソリンが満タンになっていない場合もあるので、ガソリンスタンドへ寄ります。
ただし、わたしがいた会社は、自社でガソリンスタンドを運営しており、出発前にすぐ入れられるので、朝出庫前に入れる決まりになっていましたが、他社さんのガソリンスタンドを使うタクシー会社は、一日の終わりに満タンにしてから帰庫するのが決まりの会社もあるでしょう。
営業
さて、実際にお客さんをお送りしましょう。
- 走らせる
わかってると思いますが、まずはお客さんを拾わなければなりません。
お客さんがいそうな道、方角へと車を走らせます。
ちなみに、この走らせながらお客さんを探す営業スタイルは「流し(ながし)」と言います。
対して、駅などのタクシー乗り場で待つ営業スタイルは「つけ待ち(つけまち)」と言います。 - ドアを開けて、お客さんを拾う
お客さんを見つけたら、ドアを開けてお客さんに乗ってもらいます。
研修の際は、「自転車やバイクがすり抜けしてくる事もあるから、開ける時気をつけてね」なんていう指導もあるでしょう。 - 挨拶と、「どちらまで?」
タクシードライバーというのは、サービス業です。お客さんに対して、挨拶は必要ですよね。そして、「どこに行くか」も聞かなければいけませんね。
ワンポイントアドバイス!
おそらく研修では、
「おはようございます。本日はご乗車頂きまして、誠にありがとうございます。行き先はどちらですか?。。かしこまりました。安全のためにシートベルトを、、、、」
など、丁寧な挨拶を教えられますが、
実際問題、都心ほど、タクシーに乗る人は急いでいるビジネスマンなんかも結構多いので、
わたしは、「こんにちは、どちらまででしょうか?」を決まり文句にしていました。そして、「ありがとうございました。」は降車の際に言うようにしていました。
対して、おじいちゃんおばあちゃんの場合は、「時間あるだろう」という想定で、丁寧な挨拶をしていました。
この「お客さんの状況を察知して行動を変える事」はタクシードライバーにとってかなり重要なので、
面接の際のアピールにしても良いかもしれません。
- 必要ならナビ
乗務を始めてしばらくは、「◯◯◯までお願いします。」と言われても、聞いた事もない地名や建物ばかりでしょう。ナビでルート検索をしましょう。
ちなみに、車両によってはナビが古く、使い物にならないモノもあるので、わたしは、個人で用意したタブレットにヤフーのナビアプリを入れて使っていました。
ドライバーデビューすると、同期達の間で、「ナビアプリどれ使う?」なんていう話にもなると思います。よく出てくるのは、ナビタイムのカーナビアプリですが、こちらは有料です。なので、わたしはずっと、無料のヤフーのカーナビアプリを使っています。無料ですけど、全然使えますよ。
- ルート確認
たまーに、一般人あるある話として、「タクシーでルートどうします?なんて聞かれても、困るよね笑」なんて事をよく聞きますが、ドライバー側としては、後からクレームを入れられないために結構重要な事です。「任せる」と言われれば、多少の遠回りでも、「任せるって言ったじゃん」と言えますからね。しかも、いつも同じ場所へ同じルートで出勤する人なんかもいますから、忘れずにルート確認はしましょう。
- 目的地へ出発
目的地やルートがわかったら、出発です。慣れるまでは、出発まであーだこーだ時間がかかるかもしれませんが、慣れてくると、「(目的地がそこなら、)とりあえず、この信号まっすぐ行きますね。」なんてスムーズに出発できるようになるでしょう。
- 到着したら、支払い
到着したら、お支払いです。
この支払い、なかなかややこしいんですね。
基本は、現金、交通系やPayPayでピッ、で終了。
もしくは、クレジットなどがほとんどなので、その辺は慣れるでしょうが、たまに成田空港までの場合、メーターの金額に関係なく、規定の金額に出来るとか、パスモで残りは現金でとか、違うボタン押しちゃうと取り返しつかないとか、色々あるので、支払いについての研修はしっかり聞きましょう!
休憩
休憩をする際は、メーターのところに「休憩」ボタンがあるので、押しましょう。それと、表示を「回送」にしないと、お客さん乗ってきちゃうので、ご注意を!
好きなタイミングで、好きな場所で、好きなように休憩をしましょう。
他の仕事と違い、タイミングも何時間休憩するかもドライバーの自由なので、思う存分リラックスしてください。
隔日勤務の場合、3時間を目安に休憩しなければいけませんが、その実、1時間でも、5時間でも大丈夫というのが現実です。
ただし、短いぶんにはタクシー協会から会社に指摘がある可能性もあるので、(といっても個人単位ではまず無いでしょう。)
会社からは「ずっと走ってても、たまに休憩のボタン押しといてね〜」なんて言われる事もあるかもしれません。
ちなみに、「回送」の表示が点灯しているタクシーは、「今から休憩(もしくは帰庫)するから、手上げられてもシカトするわ、ごめんな!」っていう意思表示だったりします。
帰庫
隔勤も、日勤も、夜勤も、「仕事できるのは、一度に◯時間まで」というのが、決まっています。
タクシー協会が決めているマックスの労働時間を超えるのは、結構マズイっぽいので、
各社それよりも1時間前を会社としての上限にしている場合が多いようです。
ちなみに、隔日勤務だと朝にガソリン満タンにしても、基本最後までは保ちません。
なので、わたしの会社では、夕方頃に一度会社に帰庫する必要がありました。
会社によっては、帰ってくる前にガソリンを満タンにして帰ってこなければならない、というルールもあるでしょう。
事務作業や清掃など
営業が終わったら、後処理が色々あります。
- アルコールチェック
帰ってきてからも、アルコールチェックをします。勤務中に飲んでたらマズいですもんね。
- 売上金の精算
メモリーカードが、その日の売上や走行距離などの情報を出力してくれます。それに合わせて、現金を精算機に入れたり、会社控えのレシートを提出したりします。
- 車両清掃
その日使った車両をキレイにしなければなりません。基本はドライバーがやるのは普通かと思います。もし、車両清掃を担当の職員がやってくれるタクシー会社があったら、なかなか良心的です。「もしあれば」、ですけどね。
帰宅
後処理も終わったら、帰宅です。
2:00に帰庫したとしたら、3:00くらいには帰宅できるでしょう。
隔日勤務の場合、翌日はまるまる休みなので、とりあえず寝て、明日はやりたい事をやりましょう!
いかがでしょうか?
いかがでしたでしょうか?かなり詳しく書き出しましたので、多少はイメージが出来たかと思います!
一日の動きがわかっていれば、面接でのアピールや質問も的を得たものにできるのではないでしょうか。
タクシードライバーという仕事は、難しい仕事ではないので、気楽で余裕のある人生になると思います!
さぁ、「あなたのための人生」をスタートさせましょう!